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2024年8月5日に開催された「奈良のシカ保護管理計画検討委員会 鹿苑のあり方等検討部会第2回会議」を傍聴しました。この会議で配布された参考資料5「動物福祉と群管理」において、「動物の5つの自由」に新たに6つ目の項目として「安楽死の自由」が提案されました。この提案は、日本獣医生命科学大学の田中亜紀氏によるものです。田中氏はアメリカの先進分野である「シェルターメディスン」を長年研究した後、帰国し母校で「動物福祉」の研究と普及に取り組まれています。

一般的に、シカを殺すことで、シカ個体数が減り、農業被害も減ると考えられています。しかし、北海道大学の揚妻教授の研究によれば、シカ個体数と農業被害は必ずしも比例関係にないことが明らかになっています

2023年秋、山では木の実などの実りが悪く、野生のクマは食糧不足になっているそうです。そのため、冬眠に備え食糧を求めるクマが人里まで下りてくる回数が増え、クマと人が出会う機会も増えています。2023年11月22日までに、クマによる死傷者は少なくとも158人にのぼるということです。

ジビエ(gibier:フランス語)とは、野生で生活する動物たちを人間の娯楽である狩猟により殺害した動物、またはその肉を指します。日本では、鳥獣による被害対策として行なっている動物の「捕獲事業」で「捕獲」した野生動物を主に「ジビエ」として販売、消費しています。

時折、人がクマやイノシシなどに襲われたことがニュースで報道されることがあります。野生動物は危険というイメージもあるかもしれません。しかし野生動物による事故の原因は、人間の行動や反応にある場合がほとんどです。